競馬初心者の歩き方

43.競走馬生活

競馬初心者の歩き方

普段は早朝にトレセンで調教し、レースに出走する週は「追い切り」と呼ばれる強めの調教で調子を整えます。レースに合わせて競馬場へ輸送し、走り終わったらまたトレセンへ。これを繰り返し、疲れが出てきたら放牧に出します。
2歳でデビューした競走馬は、一般的には8歳頃までに引退します。4歳で引退してしまう馬もいれば、10歳を超えても現役を続ける馬もいます。人間のスポーツ選手と同様に、ケガや病気で引退を余儀なくされる馬も少なくありません。しかし、馬によって引退時期に大きな幅が出てくるのには、馬主の意向はもちろんですが、馬の「成長型」によるところも大きいのです。
■ 早熟
  2〜3歳時に好成績をあげながら、加齢とともに凡走してしまうタイプ。早い馬では2歳時に開花したと思われた能力が、クラシック前に終わってしまった、なんていうこともあります。一般的に、競走馬が最も充実するのは4歳秋、と言われます。それよりはるかに早い段階でピークを迎えてしまうよう早熟馬は、馬体の成長もさることながら、「走る気力が失われてしまう」ことに原因がありそうな気がします。
■ 晩成
  2〜3歳時にはパッとしない成績でも、古馬になってからグッと成長し6歳を過ぎてピークを迎えるようなタイプ。代表馬としては、5歳秋〜8歳春に活躍したタップダンスシチー、8歳秋にピークを迎えた先述のカンパニーなどは極端な例です。若い時にあまりレースに使われていないと、年齢を重ねても馬体が若い、などと言われますが、両馬とも順調に使われてきたうえでの晩成ですから、そういうタイプだったというしかありません。
  例えば晩成型は丈夫な体を持っていることが必須条件ですから、成長型には遺伝性があると言えます。
■ 本格化
  筋肉が発達して馬体が育ち、精神面でも落ち着きが出て、本来持っている能力を十分に発揮できる状態になることです。早熟タイプの馬は決して本格化しているとは言えませんが、古馬になってからの本格化には個体
差があるようです。

44.引退

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