競馬初心者の歩き方

07.「中央競馬」と「地方競馬」

競馬初心者の歩き方

競馬には、日本中央競馬会(JRA)が主催する「中央競馬」と、都道府県・市町村あるいはその地方の競馬組合が主催する「地方競馬」があります。つまり国営か公営かというようなことですが、馬券を買う側からすると、土日にやっているのが中央競馬、平日にやっているのが地方競馬という捉え方で良いと思います。

巨大なアミューズメントパークのようにクリーンで賑やかな中央の競馬場に比べ、地方競馬場のほとんどは財政難に陥っており、常に廃止論が付いて回ります。大井競馬場のようにナイター開催や大規模な改築、メディア戦略によってイメージアップに成功し、若いファンを獲得し、収益の安定に成功した例は稀です。「ハルルララ」に沸いた高知競馬場も、ウララの引退後は赤字に戻ってしまいました。

そもそも平日に競馬に行ける人は限られていますので、地方競馬はファン層を広げるのが非情に難しいのです。古い建物、タバコと酒の匂い、オッサンの罵声と怒号…いわゆる昔ながらの競馬場のイメージそのもので、子連れの家族や若い女性などは入りにくい世界です。馬のレベルもジョッキーの華やかさも中央には到底かなわない、といった地味さもあります。一度ハマってしまえば地方ならではの魅力もあるのですが、いかんせん玄人好みと言いますか…。
しかし最近は交流競走も盛んで、地方競馬場に中央の活躍馬やスタージョッキーがやってくる機会も増えました。普段以上のファンサービスもありますし、より近い距離感で迫力のレースを楽しむことができます。

また、ここ数年で地方のトップジョッキーがこぞって中央に移籍、全国リーディング争いを繰り広げるほどの大活躍をしています。「馬のレベルもジョッキーの華やかさも…」と先述しましたが、ジョッキーの騎乗手腕に限ってはその水準は決して劣っていない、むしろ高いと言えるのかもしれません。ただ、その騎乗スタイルには各地それぞれの特徴もあるようで、いずれにしても中央のレースではなかなか見ることのできない、激しい追いっぷりに驚かされることも多々あります。

8.中央競馬場案内

目次